効率的なエンジンブロック測定

エンジンブロック測定では、高精度の測定システムが求められるため、Leitz PMM C FlexibilityおよびHP-S-X5-HD固定センサーシステムが、このタスクで一般的に活用されています。

測定プロセスをより速くしたい場合、回転移動の位置割出し接合部を活用することで、貴重な測定時間の短縮が実現します。SENMATIONセンサー・インタフェースは、異なる様々な視点から、測定タスクをオプションで表示、提供します。

妥協なき正確さと厳格な許容差

エンジンブロックが生産工程の最終工程に入るとき、その後の測定に対する要求は非常に厳格になります。アラインメントは、HP-S-X5-HDスキャンプローブの固定センサーシステムで行なわれます。続いて気密面、シリンダー内径およびクランクシャフト・チャネルの測定が行われます。これらのエレメントは非常に許容差が厳格であり、精度に妥協の余地を残しません。

センサーシステムの柔軟な実装で効率的な測定を実現

綿密な観察から、測定過程中にも、測定時間を短縮できるポテンシャルがあることが示されています。接続用ねじ山のように公差が大きく、エンジンブロック上に配置されるために複雑なセンサー構成を必要とする要素も、HP-S-X1Hを搭載したHHAS8-T2.5回転インデキシング方式を使用することで、より迅速に測定することができます。機械的な段取りの横断動作がなくなるため、交換時間が短縮されます。

形状および粗さを単一のプロセス内で測定

SENMATIONでは、固定センサーシステムから回転移動インデキシング方式への切り替えが、測定過程に完全に統合されています。交換は45 秒未満で完了します。革新的なセンサー・インタフェースにより、センサーを校正しなおす必要はありません。粗さ測定も、自動測定過程に含めることができます。PROFILER Rは、センサー交換機によって、HP-S-X5-HDでピックアップされ、測定が実行されます。

測定時間を短縮できるアプリケーション指向のセンサー

SENMATIONの使用により、測定過程内で、測定タスクにあわせて自動的に正しいセンサーを適用できます。これにより測定時間が短縮されます。さらに測定タスクによっては要求される精度を損なうことなくスループットを大幅に向上させることができます。